小坂ワインの原料となるぶどうの栽培は、
昭和63年に鴇地区で始まりました。
◇平成元年
「小坂のぶどうで、世界にひとつしかないワインをつくる」
その志に賛同した、やまぶどう研究の第一人者である
故・澤登晴雄氏からやまぶどう交配品種
「小公子」「ワイングランド」の苗を譲り受けます。
◇苦難の日々
「花は咲いても、実が付かない」年が何年も続きました。
まったくのゼロからのスタートである小坂町では農家も職員も
「何がいいのか?悪いのか?」すらわからなかったのです。
◇平成8年 「転機」
町の職員が横手のぶどう農家さんと縁あって知り合うことができ、
週に1度横手まで足を運んで教えを請い、
その翌週、教わったことを小坂で実践しました。
◇平成10年「人の和が天の助けを呼ぶ」
この頃、小坂と横手には偶然にも1週の気候のズレがあったため、
学び得たことは徐々に結果としてあらわれはじめ、
ついに小坂ワインの原料として満足のいくぶどうが誕生しました。
「確立」
今では、日本式の棚仕立て栽培のほうが葉に日があたるなど、
小坂に合った栽培方法が確立され、
町全体がその手法でぶどうを栽培することで
安定した高品質が保たれています。
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